マンション管理士と管理業務主任者の違いとは?就職や独立にはどちらが有利?

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マンション管理士と管理業務主任者はどちらもマンション管理を行うための国家資格です。

試験範囲の中には重複する範囲が多いため、スクールや通信教育の中にはマンション管理士と管理業務主任者の2つの資格取得を目指す講座も少なくありません。

そのため、マンション管理士と管理業務主任者の違いって何?と疑問に思われる方も少なくない上に、混同する方も多いようです。

この2つの資格の違いとともに、就職や独立にはどちらが有利になるのかをお伝えします。

 2つの資格の概要

マンション管理士

マンションの管理組合に向けてのコンサルタント業務が主な仕事となります。マンションの管理組合のアドバイザーといったところです。

コンサルタント業務の内容はマンションの修繕、金銭的なもの、住民トラブルと多岐に渡ります。

管理業務主任者

管理業務主任者はマンションの管理業者が必ず雇用しなければいけない資格です。

主な業務はマンションの管理組合に向けて重要事項の説明をしたりなどになります。

2つの資格の違い

試験の難易度

試験範囲に大きく違いはありませんが、マンション管理士のほうが難易度が高い資格です。

立場の違い

マンション管理士は管理組合の利益になるように努めます。

管理業務主任者はあくまで管理会社の職員のため、管理組合の利益のためだけに働けるわけではありません。

独占業務の有無

独占業務とはその資格を持っている人だけができる業務のことです。

マンション管理士には独占業務がなく、言い方は悪いですが、知識さえあれば資格がなくてもマンションの管理組合に対してのコンサルタント業務ができます。

一方、管理業務主任者でなければできない独占業務が3つ存在します。

マンション管理組合との契約に関する説明・契約書類の記名押印・管理事務の報告。

就職や転職に有利なのはどっち?

管理業務主任者のほうが就職と転職には有利

管理業務主任者のほうが就職と転職に有利なのは、マンション管理会社は有資格者を雇用しなければいけない法律があるからになります。

管理業務主任者の資格があれば、学歴不問の求人もあるので、非正規雇用生活が長い高卒の方でも正社員を目指せます。

その場合は管理業務主任者以外にも宅地建物取引士(宅建)を取得すれば、さらに就職に有利になるでしょう。

マンション管理士はあくまでもアドバイザー

マンション管理士の場合、独占業務もなく、あくまでマンションの管理組合のアドバイザーのため、求人はほとんどありません。

独立に有利なのはどっち?

現実は厳しいことがほとんど

独立に向いている資格はマンション管理士ですが、この資格を取得しただけで独立開業をしている方はほとんどいません。

顧客はマンションの管理組合に限定される上に、この顧客を確保するのに苦戦することがほとんど。

独立したいなら、他の資格も取得したほうがいい

独立される方は管理業務主任者として働いていて、マンション管理士として独立。

または他の士業の資格を取得して、それとマンション管理士の両方の資格を生かして独立ということがほとんど。

独立をしたいのであれば、管理業務主任者や宅地建物取引士や行政書士などの他の資格も取得して、実務経験を積み、経験と人脈を得ることが大切です。

試験範囲はほとんど同じなので、2つの資格を取得すると無駄がない

試験範囲がほとんど同じなので、どちらかの資格が欲しい場合であったとしても2つの資格を取得すると無駄がありません。

また、マンション管理会社の中には、2つの資格を取得している方を歓迎しているところもあります。

マンション管理士を目指される方であっても、独立する前にマンション管理会社で一度働く経験をすることも良いでしょう。

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